KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

古典和歌入門 (岩波ジュニア新書)

古典和歌入門 (岩波ジュニア新書)

古典和歌入門 (岩波ジュニア新書)

作家
渡部泰明
出版社
岩波書店
発売日
2014-06-21
ISBN
9784005007752
amazonで購入する Kindle版を購入する

古典和歌入門 (岩波ジュニア新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

エムパンダ

春夏秋冬・恋・雑(世の中・賀・旅・死)のテーマ別に厳選された和歌が解説されている。「和歌は『祈り』を形にしたもの」「和歌は祈りの文学」とあり、想いが込められているから名歌となるのですね。1つ1つの歌に膨大な研究が成されていることと思います。歌われた背景がわかると尚楽しめますね。

2021/09/23

なの

昨年、すらすら読める方丈記を読んで、和歌に興味を持ち読み始めました。読み始めたと言っても週に一首くらいの超スローペースでしたが、元号令和ブームで読むペースが早くなり本日読了です。 自分でも詠みたくなりますね。素晴らしき文化でございます。 次は秀歌撰、小倉百人一首とかかな。細々と読んでいきたいと思います。

2019/05/18

ひよピパパ

四季・恋・雑・祈りといったテーマごとに、和歌をピックアップして、それぞれについて解説したもの。各和歌についてわずか4頁の解説なのだが、簡明にして深い。思わず他人に話したくなるような知識満載だ。特に印象深かったのが次の和歌。夏「五月待つ花橘の香をかげば」ー歌は『伊勢物語』にも見えるとのこと。過去~現在を繋ぐ「橘」の神秘性が知れる。恋「秋山の黄葉をしげみ惑ひぬる」ー柿本人麻呂が妻を亡くしたときの歌。「黄葉」に「黄泉」を響き合わせているとは驚きだ。和歌についての概説(「あとがき」)もあり、有益。オススメの一書。

2020/03/13

moonanddai

万葉集にひかれて…。これまでは和歌は、あの文法が分からないというか、一度読んでも意味が通らないというところもあり、ストレートな表現の俳句のほうが分かりやすいと思ってきました。ただ、「和歌は、事実を表現するのではなく、こうあってほしいという願いを託して詠むもの」というのにはなるほどと思いました。そういった歌に主観をこめるみたいなところが俳句とは違ってくるところなのでしょうね。これもまた児童生徒向けの本なのですが、(文字通り、今更なのですが)大変勉強になりますW。

2019/12/12

このちー

百人一首にも素晴らしい和歌があるのだと教えてくれる良ガイド。解説も充実している。「君が代」について、天皇賛美の歌を国歌にすることの是非云々ではなく、レトリックの観点から解説した本は初見だった。

2019/09/27

感想・レビューをもっと見る