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ジャーナリストという仕事 (岩波ジュニア新書)

ジャーナリストという仕事 (岩波ジュニア新書)

ジャーナリストという仕事 (岩波ジュニア新書)

作家
斎藤貴男
出版社
岩波書店
発売日
2016-01-21
ISBN
9784005008223
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ジャーナリストという仕事 (岩波ジュニア新書) / 感想・レビュー

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ブルーツ・リー

内容としては、左派の人がよく言いそうな事なので、大人である自分にとっては、特に目新しい事は、余り感じられなかった。 思想は、右でも左でもいい訳だが、それよりも、気になったのは、著者の、生き方。 なんだか、仕事を始めても、毎回毎回、1年2年で辞めまくる。 仕事に行き詰って、他の会社に拾ってもらって、恩がある会社ですら、他の会社から声がかかったら、寝返る。 これでよく、人心が付いて来たと思う。 左派として、世の中を批判する訳だから、自らを正さなくてはいけない。 批判する身だからこそ、自らには、特に、厳しく。

2022/07/03

フム

図書館の児童書の新刊コーナーで目にして借りた。若い人向けに、ジャーナリストの仕事はどんなものか、なぜ必要か、ジャーナリズムとは何かを話すという趣旨の本。前半は柔らかな語り口で、筆者の記者としての経験が具体的なエピソードを交えて語られていた。それが後半に向かうに連れて、昨今のジャーナリズムの危機的な状況に話が及ぶ。権力の監視者であるはずのジャーナリズムが権力にすり寄っていく現状への危機感。それはそのまま民主主義の危機につながっていく。児童書のコーナーだけに置くのではもったいない本。

2016/03/10

どら猫さとっち

ジャーナリストとして活躍中の著者による、これまでの取材や、ジャーナリズムの在り方を、若い世代に向けて語った一冊。これはメイキング・オブ・斎藤貴男の趣があって、彼自身の人生を交えている。現在ジャーナリズムは、大きく揺らぎを見せて、肝心な情報さえ届かないという非常事態にまで至ろうとしている。斎藤さんには、これからのジャーナリズムの大きな指針であって欲しい。この国のメディアを正して救うために。

2016/02/10

『日本工業新聞』(フジサンケイビジネスアイ)、『週刊文春』、『プレジデント』、フリーなどを経験してきたジャーナリストの本。現在のメディアのあり方を批判し、ジャーナリズムの主たる役割は「権力のチェック」であると論じる。

2024/06/02

すがの

ベテランのジャーナリストが、若い人たちに向けてジャーナリストいう仕事を説く。自分の半生を振り返ることに多くの紙幅が割かれており、自伝的な要素も強い。しかし、本書の全体を通底するのは現在の状況に対する「危機感」であり、そうしたアクチュアルな「危機感」を追求する仕事こそがジャーナリズムというものなのであろう。/著書が産経系列の新聞社、文春の記者という経歴を持っていたことにはやや驚いた。

2016/02/03

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