西田幾多郎 1 (岩波現代文庫 学術 37)
西田幾多郎 1 (岩波現代文庫 学術 37) / 感想・レビュー
hitotoseno
日本史上最大の哲学者を当代随一の哲学者が解説してくれるという夢のような書物、のはずなのだが、なんだかよくわからない出来に留まってしまっている。たとえば西田を現代的な視点から見直していくということで、原著出版時の最大の批評家であった小林秀雄の西田批判が取り上げられるのだが、西田に他者はいない、と説く小林に対して首肯するんだか否定するんだかわからない態度を取ったまま西田の我―汝論が語られ、これについても肯定するんだか批判するんだかわからないまま閉じられる。
2016/03/10
うろたんし
やっとの思いで読了した。松岡正剛が解説書として挙げていたのが目に付いたので購入した。「人々が意識するとしないとを問わず、〈日本の哲学〉の座標軸になっているのである。」「少なくとも、兆民と西田との間に〈日本の哲学〉のもっとも根本的な問題がー〈唯物論〉をめぐる問題も含めてー潜んでいることははっきり言えると思う。」
2015/07/08
i-miya
上山春平 中江兆民『続一年有半』 M22(1889) 金沢19歳 第四高等学校入学 ≪頂天立地自由人≫ 校長の武断政策 規則ずくめ 教師排斥運動 退学 東京帝国大学≪選科生≫ 差別待遇 M27卒業 故郷石川県へ 中学校分校教諭 M29母校の講師 家庭不和 参禅の志 10年間の参禅生活 ≪ 純粋経験≫の立場 中村雄二郎のたどった道 <情念論> <制度論> <言語論> <共通感覚論> <演劇的知>または<パトスの知> 務台理作 <表現的世界>の問題 <純粋経験> <無の論理> <弁証法的一般者>
2008/05/07
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