日本文化のかくれた形 (岩波現代文庫 学術 128)
日本文化のかくれた形 (岩波現代文庫 学術 128) / 感想・レビュー
あきあかね
日本文化の「かくれた形」(アーキタイプス)について、丸山真男や加藤周一、木下順二が多様な切り口から迫る。 加藤氏は、競争的な集団主義、現実主義、現在主義、形式主義、閉鎖的態度という5つの特徴を挙げる。丸山氏は、世界文化から遠すぎず近すぎない距離感から生じた、外来文化への敏感さと、「日本的なもの」の執拗な維持という二重性を指摘する。ある国の文化全体に通底する特性を切り出す対局的な視点が興味深かった。⇒
2023/03/03
ceskepivo
(加藤)日本側では、敗れても、勝っても、何をやっても、責任は集団全体にあって、個人にはない。(木下)本当にワキというのは実在性を保証する非常に重要な役なのです。
2018/12/28
ЯeoN_Hoff
高校までの学習の意味、それがこの中に散らばっている
2011/06/26
瀟八
「つまり自分にしかない真実、人が見ればばかばかしいと思うかもしれないが、自分だけには確実にそう感じられる真実というものを人にもわかってもらうようにするということが芸術におけるリアリティというものでしょう。」
2024/02/25
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