「挫折」の昭和史 上 (岩波現代文庫 学術 140)
「挫折」の昭和史 上 (岩波現代文庫 学術 140) / 感想・レビュー
石橋
「『敗者』の精神史」の知的興奮が凄かったので、直ちに続いてこちらも読む。取り上げられる人物に対する基礎知識が足りないせいか、前作のような盛り上がりには欠けたが、石原莞爾関連は予習十分なので下巻に急ぐ。
2020/06/01
∃.狂茶党
平凡社、甘粕、竹中英太郎、石原莞爾、満州、右翼、アナキスト、様々なキーワードが入り乱れる連作。あれもこれもと紡がれていく中で、時代が切り取られていく様は、洗練された芸のよう。
2019/08/10
bittersweet symphony
このところしばらく近現代日本の各界人物のリレーションを回遊する仕事をしている山口氏ですが、氏のこのジャンルにに関する著作は今回が初めてです(ムック版の人物伝やNHKのテキストは体験済みなのですが、文庫・新書に限定すると紹介されだしたのがここ数年のことですね)。1990年前後の「ヘルメス」に連載されていたものなので、当時読んでいた可能性はあるのですが記憶にありません(実家に残っているかどうか)。
2005/12/21
gkmond
いろんなやつつなげて「面白いでしょ」って言ってる本。文献紹介本としてはまあまあなのかもしれないが、山口昌男ってこの程度のことしか考えてなかったんだという印象が強い。竹中英太郎を扱った第5章はまあまあ面白かった。
2023/09/27
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