「敗者」の精神史 上 (岩波現代文庫 学術 144)
「敗者」の精神史 上 (岩波現代文庫 学術 144) / 感想・レビュー
bittersweet symphony
本書の元連載の時期の「へるめす」は当時読んでいた可能性がかなりあるのですが、ラストの赤い靴の話などに個人的デジャヴュ感があるのはそのせいかもしれません。とはいえ、別ルートで色々引っかかっていた幕臣・会津負け組チームの話など既にガッツリ語られていて釈迦の手のひら感を味わったり。不思議なのは80年代前半までのトリックスター論と本書以降の蘊蓄に関連が無さそうで確かに無いところでしょうか。
2020/11/09
石橋
鹿島茂「神保町考」からこちらへ。地を這うような網羅的文献群から成り立っていて、退屈かもと思いきや全く違った。著者の知識欲が、ずんずん広がっていく様を一緒に味わえて楽しいったらない。廃校になった校舎で偶然見つけた書物から「夢想だにしなかった視界が開けていく」というくだり(P425)、最高。
2020/05/06
iwasabi47
再読。他の関連本を読んで人物間繋がりがやっと理解できたかな。
2020/02/04
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