ヒロシマを生き抜く 上: 精神史的考察 (岩波現代文庫 学術 226)
ヒロシマを生き抜く 上: 精神史的考察 (岩波現代文庫 学術 226) / 感想・レビュー
さえきかずひこ
1962年に心理学者であり医師である著者を中心としたチームによって行われた被爆者への聞き取り調査をまとめたもの。敗戦後17年経っても生々しく深みのある証言の数々に、時間を忘れて読み耽ってしまう。原爆が日本社会にもたらした病理についても丁寧な考察が行われ、311後の現在においても読むべきある種の普遍性を感じさせる名著である。
2017/07/01
misman
とても丁寧に書かれた本です。被爆者の方々の、心の揺れ動きを切に感じました。最終的に下巻をどうまとめるのか気になります。
2015/08/30
感想・レビューをもっと見る