芸術原論 (岩波現代文庫 文芸 103)
芸術原論 (岩波現代文庫 文芸 103) / 感想・レビュー
takaC
おかげですっかりトマソン視点で路上観察するクセがついてしまった。事実世間はトマソンの宝庫。良いのか悪いのか。
2015/01/13
i-miya
ジャイアンツ 助っ人外人 トマソン、ゲーリー・トマソン 彼の身に備わった無機能性の存在 芸術の価値だけの発見 P177 人類の才能の総量は一定 美術 イラストレーター コピーライター 別への移動 路上観察学会 P183 建築探偵団 藤森照信 林丈二 一木努 南伸坊 荒俣宏 四方田犬彦 とりみき 杉浦日向子 P190 霊南坂教会 三浦友和、山口百恵の結婚式で有名 P200 担当は根津から西片方面
2006/06/14
xtc1961ymo
名著です、エッセイの寄せ集めですが、その時代ならではの気分が滲みでてます。特に路上観察に関して、何故に、この日本でこの様な事が可能だったのか?を侘びさびや俳句を例にそして利休にまで結び付けて論じた章は秀逸。また、「デュシャンからトマソンへ」ではデュシャンの遺作、「(1)落下する水、(2)照明用ガス、が与えられたとせよ」の外観がそのまま無用門ではないか!の指摘に偶然とは言え思わず唸ってしまいました。流石日本のデュシャンです。マチス、ゴッホ、セザンヌ、マネ、等の考察も分かり易い。
2015/02/25
アマヤドリ
面白かった!書き留めたいことがいっぱいありすぎてもう一度しっかり読みたいけど、またどんどん読んじゃうんだろうな。
2011/07/20
tama
図書館本 赤瀬川ファン 今回も「!」一杯。言われてのけぞる「昔日本には芸術という言葉も観念もなかった」。カメラマンの「見出す力」は撮影技術どうこうより対象にハッとする予感を持つ能力。そうしてみると化学調味料まみれの料理(失敗したら砂糖をたっぷり入れる!も含む)、生音ではとても聞けないので、エフェクトかけまくる演奏、切って貼って色・明るさ編集まみれでドヤ顔の画像、受けるコツだけで描いた絵・・・そんな「作品」達は単に迷惑なものに過ぎないんだね。職人のここぞという技かぁ。がんばらにゃあ。
2016/08/16
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