戦後写真史ノート 増補: 写真は何を表現してきたか (岩波現代文庫 文芸 132)
戦後写真史ノート 増補: 写真は何を表現してきたか (岩波現代文庫 文芸 132) / 感想・レビュー
tyfk
中平卓馬の回顧展がきっかけで、日本の写真史を(ほとんど知らないので)読んでみた。戦後の時代変遷とメディアの変容を軸に、それと連動する写真による表現(なにを・なぜ・いかに)がまとめてある。
2024/03/08
nine5
絶対非演出の公的な写真から「半径5メートルの世界」の私写真へ。紹介されていた作家の中では土田ヒロミがテクスト内での紹介を超えて「戦後写真史」を体現している写真家に思えて気に入った。同著者の『デジグラフィ』に興味。
2012/12/18
bittersweet symphony
飯沢耕太郎(1954-)さんは近年はキノコの人になってしまっているけれど、写真表現史的なジャンルでは最も信用できる人です。こちらは2008年に出た増補版、オリジナルは1993年の中公新書でこちらも本棚にあります。内容的には名取・木村以降の戦後の写真表現の歴史で、「プロヴォーク」以降のインディペンデントな活動をしている写真家たちに重点がよりおかれているのが特徴。10年前にでた木村伊兵衛写真賞30年記念ムックも合わせて再読、こちらは40年記念版の出版を期待したいところですが。
2015/12/26
Happy Like a Honeybee
この手の本は作者の主観が大きくなるが、分かりやすいの一言に尽きる。写真的思考、日本写真の名作もオススメです。
2013/11/07
大往生テロル
戦後から現在までの日本写真史がコンパクトにまとめられていて、すごく読みやすかったです。これ一冊で日本の写真史を知らない人には知ったかできると思うので、おすすめです。
2010/01/31
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