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終末と革命のロシア・ルネサンス (岩波現代文庫 文芸 150)

終末と革命のロシア・ルネサンス (岩波現代文庫 文芸 150)

終末と革命のロシア・ルネサンス (岩波現代文庫 文芸 150)

作家
亀山郁夫
出版社
岩波書店
発売日
2009-05-15
ISBN
9784006021504
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終末と革命のロシア・ルネサンス (岩波現代文庫 文芸 150) / 感想・レビュー

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かふ

ロシア・アヴァンギャルドになる前のロシア・ルネサンスの芸術家の思想(ヴィジョン)とやがてロシア革命にに飲み込まれて体制派に拘束されていくまでの1890~1930年頃までの芸術家や作家のプロフィール。ロシア正教(東方のキリスト教)が根本にあるのか。

2018/04/29

tsubomi

2014.02.25-04.04:様々なロシアの表現者たちを取り上げた本書の中で私が以前から知っていた名前はショスタコーヴィチのみ。でも、もともとバレエ音楽やロシアン・アヴァンギャルドの時代に興味があったせいもあるのか、とても面白く読了。刺激的な内容と表現方法の小説、映画、絵画、写真、音楽などなど、一度実際の作品を見てみたい!と思うものばかりでした。そして革命への熱狂と冷却、為政者との関係上、二枚舌を使わざるを得なかった者、自己を抹殺することで二枚舌を使わなかった者、人生と運命の不思議にも圧倒されます。

2014/04/04

保山ひャン

19世紀末から20世紀初頭をロシア・ルネサンスととらえ、ベールイ、ブローク、ヴルーベリ、スクリャービン、フレーブニコフ、マヤコフスキー、メイエルホリド、マレーヴィチ、プラトーノフ、ロトチェンコ、ショスタコーヴィチ、エイゼンシテインを取り上げる。ロシア革命がスターリン独裁で息の根を止めるまで。マヤコフスキーの位置づけもわかったし、ソロヴィヨーフの重要性もわかった。ロシア面白い!

2017/03/13

みかん

ヴルーベリだけ気になって借りたけど、スクリャービンやらはてはレールモントフの仮面舞踏会の話まで、世紀末ロシアの「終末感」を掴むには素敵な本であった

2016/06/20

datemaki

私事で恐縮だが、山形を旅行中、市街地の美術館でやっていたロシアアバンギャルド展の強烈な印象が忘れられない。戦艦ポチョムキンのポスターは有名だが、その他にも素晴らしい作品群が綺羅星の如く居並んだ時代、それがロシアアバンギャルドだ。輝かしい共産主義の未来、新しい労働、新しい生活、新しい科学、新しい芸術、全てが渾然一体となって来るべき世界へ向かっている、そんな黄金時代がロシアにもあったのだ。

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