新・反グローバリズム――金融資本主義を超えて (岩波現代文庫) (岩波現代文庫 社会 195)
新・反グローバリズム――金融資本主義を超えて (岩波現代文庫) (岩波現代文庫 社会 195) / 感想・レビュー
i-miya
2010.12.01 (副題=金融資本主義を超えて)(背表紙裏書) 市場原理主義と金融自由時代を機軸としたグローバリゼーションはいまや戦後最大の世界金融危機にいきついた。20年間グローバリズム、金融資本主義の分析を続けてきた金子勝。長期停滞から脱出し、持続できる社会を示す。(金子勝) 1952、東京生まれ。東京大学大学院経済研究科博士課程修了。慶応大学教授。(あとがき) 岩波書店、中西沢子さん。(はしがき-私たちを襲うデジャヴ) ◎世界金融危機の先駆としての日本。
2010/12/02
あじゅ
内容がぎっしり詰まっている。基本的な知識がないと置いていかれるか、「へ、へぇ、そうなんだ…^^;」と鵜呑みするしかない。全体としては良書だけど、グローバリズム対ナショナリズムが不毛な対立軸の部分はなんでこんな章をもうけたんだ?と思ったほど。日本のナショナリストをただ単にバッシングしたいという感情丸見えの記述には辟易した。知的源泉云々ってアホかと。
2010/12/01
しろくまZ
リベラル派(?)による経済のグローバル化批判。グローバリズム批判そのものには同意できるが、対処法には全面的には同意しかねる。尖閣事件などに見られる中国の覇権主義の台頭やEU危機を見ると、東アジア共同体構想や通貨統合など絵に描いたモチである。保守派コミュニタリアニズムに対する批判も唐突で説得力がない。東日本大震災後に見られた募金、ボランティア活動は弱いナショナリズムの現れとは言えまいか。公的空間の議論もアーレントやポランニーの思想以上の見られない等々。聞くべき提言もあるが、イデオロギー臭くて説得力に乏しい。
2012/02/12
k.shin
古い方は読んだことがないから適当ではないかもしれないが、少なくとも以前の著作よりも体系的になってきているのは気のせい?
2010/01/19
linbose
★★★☆☆
2010/09/11
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