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古武術に学ぶ身体操法 (岩波現代文庫)

古武術に学ぶ身体操法 (岩波現代文庫)

古武術に学ぶ身体操法 (岩波現代文庫)

作家
甲野善紀
出版社
岩波書店
発売日
2014-03-15
ISBN
9784006032661
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古武術に学ぶ身体操法 (岩波現代文庫) / 感想・レビュー

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姉勤

単に古武術と題しているも、セオリー化、マニュアル化、そして膠着化した現代武道から離れ、試行錯誤の結果江戸以前の武術と似通った形態が再発見されたためとする。具体的体術に関してはあまり記述がなく、野球の桑田氏やバスケット強豪校など、その古武術を取り入れ結果に結びついた実例を挙げて、古武術的身体操法の効能を解く。それは常住坐臥の再構築であり、それをするには一旦壊さなくてはならない。しかし座学は座学。まず歩くことから意識してみる(何度目だ)。残り時間は徐々減っているが、愉しみながら行う再発見と工夫に限界はないと。

2024/03/03

たまきら

自分の体をどうしたいか、年代で変化していくように思います。自分はボディビルを実践する筋肉オタクだった10代(高校時代日本では剣道、アメリカでは陸上)を経て、40代の今は小太り~動けるがスタミナもある体~です。ちょっと油断すると筋肉が減る年代になってきましたが、故障を起こさず、長期の酷使にも耐える肉体を持ち続けたいです。だんなさんはもう少しだけ痩せてくださいとのこと。でも、胸とお尻は今が一番いいそうです。勝手にほざいてろ。

2016/07/15

baboocon

この文庫自体は最近の刊行ながら文章は10年以上前、桑田真澄投手が現役時代のものが中心。甲野さんの古武術の動きを取り入れた桑田投手がスランプから復調した際のエピソード、バスケットボールに古武術の動きを取り入れて躍進した桐朋高校のエピソード、甲野さん自身がどのような経緯で現代武道やスポーツとは一線を画した身体操法を進化させていったかなど。具体的な技術論というよりもエッセイに近いか。古武術の動きをスポーツに取り入れることは、それまでの理論を根本から覆す必要があり、安易に行うのは危険という警告が印象的。

2015/06/11

T2y@

桑田復活劇のエピソードを目的に読んだが、桐朋高校バスケ部を指導した際の章が印象深い。甲野先生の教えも勿論だが、学生スポーツチームに『異質』なトレーニングを導入し、信じて結果を出すところまで率いた金田監督にも畏敬の念を抱かざるを得ない。

2017/01/19

ねこさん

甲野氏の実績紹介といった印象。具体的に得るものがあったという実感は今のところ無いけれど、ナンバについては上半身との連動を意識しながら試している。足裏の使い方や骨盤周辺をモニタリングしているが、不慣れさと力が入りすぎているためか足首と膝に負荷を感じる。昨日まで上半身と臀部の動きを揃えるようにしていたのを、肩甲骨で腰から下の半身を押し出すようにしてみたら、上半身を平行移動させる動きの妙がありそうだし、方向転換の際に弓道で言うところの角を切る動作の理が垣間見えたりして面白い。機を見て他の著書も閲読してみたい。

2017/04/20

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