医学するこころ――オスラー博士の生涯 (岩波現代文庫)
医学するこころ――オスラー博士の生涯 (岩波現代文庫) / 感想・レビュー
s-kozy
日野原重明さんの著書であるが、初版(中央医学社)は1948(昭和23)年。つまりまだ若い医学者だった日野原さんによる著書ということになる。その後、1991(平成3)年に岩波書店から復刻版が刊行、本書は2014(平成26)年に文庫版で復刊したものになる。これは近代アメリカ医学の開拓者ウィリアム・オスラーの伝記で医のヒューマニズムを生涯を通して実践したこと、その後の日野原さんのお仕事、人生に大きな影響を与えたことがよく分かり、感動的。途上国の公衆衛生に興味を持つ娘に勧めたい一冊だ。
2017/09/19
さゆう
医学に終生をかけた博士の一人息子は、戦死した。医学の領分では戦争の予防と根絶は不可能である。人間の圧倒的暴力を本書に垣間見た。
2024/05/15
Hitoshi
医者としての心構え、生き方。心が引き締まる思いがしました。
2017/06/30
コッツ
日本オスラー協会に興味あり!
2014/11/21
mun
正直オスラーのことを臨床の人としか思ってなかったので、研究や教育にここまで熱心な人だと思わなかった。なぜこの人は人がやってこなかったことを、さも当たり前かのようにできるのか。本質的ではないけど、英語が母語だとアメリカ、カナダ、イギリスを故郷を離れるくらいの気持ちで移動できるのかと思った。平静の心を読むことにした。
2024/06/13
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