総合的研究 論理学で学ぶ数学――思考ツールとしてのロジック
総合的研究 論理学で学ぶ数学――思考ツールとしてのロジック / 感想・レビュー
kochi
論理学の基礎をやった後で、実際に数学の問題を解く流れが、例題、演習としてたくさん紹介される中で、述語論理が機能する場面と威力を垣間見ることができ、理解に役立つ。著者によると高校数学の最大難関が、式で表現される軌跡の問題らしいが、集合の考え方と述語論理の組み合わせは、この軌跡を考えるときにぴったりのように思える。高校数学の範囲を超えているとの指摘もネット上にはあるし、高校生の受験用参考書にしておくのは惜しい。受験生ではないこの身には、内面化するまでには、時間がとてもかかり過ぎそうだけど…
2019/12/15
P.N.平日友
量化記号という(わたしにとって)あまり馴染みのないツールにフォーカスし、鮮やかに高校数学を解いていくという本。軌跡(数2?)の問題を多く扱っている。アプローチがエレガントで美しく、内容は高度だけれど気持ちよい。量化記号を使いこなせると世界が拡がるような気がしている。個人的には高校数学と大学数学の橋渡しのような書籍ではないかとかんじた...大学数学はいきなり抽象度が高くなり挫折するので(わたしもいつか再チャレンジ)
2020/05/24
ねこぽん
かつて駿台予備校にて開かれていた「数学的数学考究」という講座のテキストを再編したものです。記号論理学の基本を学んだうえで、大学受験の数学問題に対する論理学的アプローチを試みる構成になっています。言語性IQが高く、高い抽象的思考力を少なくとも潜在的には有するが、これまで高校数学の要諦について納得のいく説明を得られなかった方々に特に薦められます。論理に従うことにより「なにを考えなくていいか」が明確に分かるようになり、志望大学合格のための努力における無駄を減らすことが可能になります。
2019/12/31
rmp3s
最高
2017/06/11
hryk
受験に役立つかどうかはわからないが、面白い。
2022/06/30
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