野火 (旺文社文庫)
野火 (旺文社文庫) / 感想・レビュー
じぇりい
終戦記念日に読了。しかも実家にあった約50年前の文庫で。《死の観念は、私に家に帰ったような気楽さを与えた。どこへ行っても、何をしてみても、行く手にきっとこれがあるところをみると、結局これが私の一番頼りになるものかも知れない。》生きて帰った「私」が書いた手記は狂人が書いたものとして扱われるが、その当時そこにいた人たちは生きるために狂ったことを正しいと信じて行わなければならなかった時代を再び繰り返す事のないように祈らずにいられない。
2018/08/15
よっちゃん
非常に重いテーマ。卑怯者と言われても自分も自分の子供たちも戦争にだけは行かしたくないと思った。
2018/06/16
蠅取り紙
△ (「野火」「歩哨の眼について」)
2015/02/20
ひろ
お父さんの実家から発掘されたボロボロの本。 50年前の物でした。 映画も見たことがあったので吃驚しながら読みました。 景色と心情が自分がその場にいるようにのめり込める文章。本当に凄い。そして狂気的な激戦地、非常に胸が苦しくなった。最終的に極限状態になる場面は一気に読みました。まさに地獄。
2021/10/11
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