夢の中の女 (旺文社文庫 238-1)
夢の中の女 (旺文社文庫 238-1) / 感想・レビュー
KANEO
ロマンSF傑作選と銘打ってあり、様々な女性を題材にしたSF短編集。コミカルなものからハードなものや、あまりSFらしくない文学的な作品まで幅広く収録されています。今回はユーモアな『痩せがまんの系譜』と、文学的な『待っている女』と、酒場小説としての趣がなんとも堪らない『おさせ伝説』が個人的には良かったのですが、切ないハードSFの『悪夢のかたち』もなかなか捨てがたい。 東京を<女>として擬人化した『十億トンの恋』のスケールのデカさと斬新過ぎる設定もなかなか忘れられない。
2013/11/14
感想・レビューをもっと見る