オランウータンに森を返す日 (旺文社ジュニア・ノンフィクション)
オランウータンに森を返す日 (旺文社ジュニア・ノンフィクション) / 感想・レビュー
スターライト
タイトルにまず注目しよう。「オランウータンに森を」返す日であって、「オランウータンを森に」返す日ではない。本書は1998年に起きたオランウータンの密輸事件をきっかけに、その背景を調べるうちに、オランウータンの生息地で有名なカリマンタン(ボルネオ)島で調査し、その根が深いことを浮き彫りにする。カリマンタン島で行われている国立公園での違法な伐採行為を一概に避難できないジレンマを覚えつつも、人間の欲望が野生の動物を絶滅の危険に追い込み、森林破壊という環境と同根であることを著者は知る。タイトルの意味は深い。
2022/09/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
覚書 『司書と先生がつくる学校図書館』より5年生向け。
2021/03/29
to-lucky
「「オランウータン『を』森にかえす日」ではなく、「オランウータン『に』森を返す日」というタイトル。なるほど。でももう少し伝えたいことをはっきり絞ってほしかった。
2010/05/22
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