チキタ★GUGU 1 新版 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
チキタ★GUGU 1 新版 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) / 感想・レビュー
チューリップ
家族をラーという妖怪に食べられたチキタ。チキタだけはまずくて食べられる事はなかったのだけど美味しくなると言われる100年後まで見張られる事に。敵だけど守られていて信頼関係のようなものが芽生えていそうでもあって二人の関係が不思議だった。かわいらしい絵柄だけど地味にエグイ内容とかグロ描写もあってちょっとだけ驚く。
2016/02/19
A.Sakurai
新装版が出たのを機に再読。取り敢えず描きやすいキャラを作って連載を始めて、設定を考えたのは二話を書いた後だという。それがあんな展開になるなんて、すごい。でも、いつも考えていることが自然に出てきたということで、TONOさんの地の思考がかなり反映されているということなのだろう。
2014/03/22
駒場
えぐい展開をかわいい絵柄でさらりと描いているけど一つ一つの話はさらり、じゃすまない。人喰の化物と100年暮らすことになった少年の話。「百年っていうのはそういう時間なんだ」って言葉に不覚にも涙腺が
2012/02/25
yuri
TONOさんのサラリとした可愛い絵で、実はものすごい重いテーマを綴っている作品。コミカルな雰囲気と重いテーマのバランス感覚がたまらないです。ラーの無邪気さがすごく切なくなったりします。
2011/09/10
烏鳥鷏
まずい人間は百年飼育したら至上の美味となる――そんな言い伝えに基づき、人食い妖怪・ラーに飼育されることになったチキタ少年。そんな殺伐な関係なのに、一緒に暮らすうちに段々互いに愛着を持っていく。男にも女にも蛇にも鳥にも次々と変化する、固定した容貌を持たないラーが、チキタの家族を食い殺した悪党であるはずなのにえらい可愛い。人の衣服を食らう熊や、何故か一定の場所に集められる無数の魚たちなど、ややミステリめいた不思議な話が各話で綴られていく。魚の話が好きだ。
2010/06/23
感想・レビューをもっと見る