牡丹灯籠 新版 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
牡丹灯籠 新版 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) / 感想・レビュー
あたびー
圓朝版「牡丹灯籠」を舞台を明治に設定してあります。圓朝版も良いけど、私は「剪灯新話」の牡丹灯籠をラストまで(つまり調伏されるまで)波津先生に描いて頂きたいなあ〜。そのほか反魂香をモチーフにしたふたつの英国物「夢の残香」「もうひとつの遺言」、そして安土桃山時代の女歌舞伎と笛の名手、異能の女性が絡む物語「花夜恋歌」が収録されています。
2022/09/12
井月 奎(いづき けい)
鰻を食べます(夏ですから)。とても美味しくいただきまして、満足したのですが、少し、言うのをはばかるほどではありませんが、鰻は素敵に堪能したのですけれども、お漬物が一番美味しかったのです。『牡丹灯篭』は圓朝作のもちろん素晴らしい傑作落語で読み物としても秀逸です。まるでよくあぶらののった鰻を丁寧に蒸して、焼いたもののように。その中にあって、味わいの少し異なる幽霊譚に、どうしても目がいってしまうのです。波津彬子はそのお漬物を見事に膳にのせます。少し中身も変えて、それのみで食べられるように細工してあり、妙味妙味。
2015/07/24
李
うん…この表題作が好きで買いました。牡丹灯籠、舞台で見たけど不完全燃焼でと思ったら、これ読んでなんとなく納得。恋愛話は物語の中の一つだったのね・・・。
2010/02/27
ちゅうこ
幽霊の場面を中心に幻想的かつ美麗でありました。
2015/10/16
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