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幻想綺帖 一 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

幻想綺帖 一 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

幻想綺帖 一 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

作家
波津彬子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2009-09-04
ISBN
9784022131430
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幻想綺帖 一 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) / 感想・レビュー

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あたびー

鏡花の世界を漫画にするのは難しいと波津先生ご自身言っておられますが、鏡花を描くなら波津先生以外にはないと思えるくらい素晴らしいです。ヴィクトリア朝~20世紀初頭についても言わずもがなのぎりょうでいらっしゃるので、モンゴメリの怪談「嵐の夜に」、サキ「開いた窓」も雰囲気たっぷりで美しいです。

2023/07/01

藤月はな(灯れ松明の火)

三洋堂書店本店で目に入った途端、何かに魅入られたかの如くに購入。すごっく、素晴らしい一冊。個人的には好きな泉鏡花やサキの話だけでなく、耳袋など懐かしい話も登場していてすごく、良かったです。「赤毛のアン」で有名なモンゴメリが怪談話を多く書いていたことにはびっくりしましたが彼女が生きていたころにアガサ・クリスティーも降霊会を舞台にした怪奇譚を描いたことを思い出し、興味深かったです。波津さん、こんなに素敵な作品をありがとうございます!!

2011/04/25

ぐうぐう

なんて贅沢な短編集だろう! 中島敦に芥川、泉鏡花にサキといった作家の短編から、中国奇談に耳袋まで、古今東西の幻想譚を波津彬子がコミカライズした『幻想綺帖』。うっとりとするような波津のタッチにより、酔うような感覚で幻想の世界に誘われる。中でも泉鏡花原作の二編が印象的。それにしても、モンゴメリがこんな怪奇譚を書いていたのには驚き。

2009/10/11

この作品は、古今東西の幻想的な物語を作者が漫画化したものを数編集めた作品集なので、波津彬子オリジナルストーリーでは無いです。でも、どの物語も波津彬子カラーが強くて、この作者のオリジナルストーリーにも思えてしまう。それくらい、どの物語も作者の絵と相性バツグンで、違和感なく読めました。やはり幻想的な物語を描かせたら、この作者の右に出るものはいないですね。波津彬子ファンでなくても、ちょっと不思議なな物語が好きな人には、読んで損は無い一冊ではないかな。

2009/09/20

てんてん(^^)/

文学作品の中でもしっとりとした幻想譚をコミカライズした作品。題材選びが波津さんらしいなあと思う。モンゴメリがあんな作品を描いていたとは全然知らなかった。原作も読んでみたい。

2009/09/11

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