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赤色エレジー (シリーズ昭和の名作マンガ)

赤色エレジー (シリーズ昭和の名作マンガ)

赤色エレジー (シリーズ昭和の名作マンガ)

作家
林静一
出版社
朝日新聞出版
発売日
2008-12-19
ISBN
9784022140111
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赤色エレジー (シリーズ昭和の名作マンガ) / 感想・レビュー

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keroppi

ブックオフで見つけて懐かしくなり購入。あがた森魚の唄とともに脳裏に浮かび上がる。上村一夫の「同棲時代」とともに、貧しく痛々しく甘く切ない同棲を描いた漫画として記憶に残っていた。今読むと、当時のアニメーターの実態や、親との関係を描いていたことにあらためて気づく。「赤色」の赤は、血縁の赤でもあったのだ。アニメーター出身だから引ける強弱はないが繊細で優しい描線で、当時の若者たちの心の葛藤を表現している。当時のアニメーターって、こうやって安アパートの一室で動画を描いていたんだなぁ。

2023/02/14

チェアー

わっからんねー。空気しか。こういう漫画がガロなのか。劇画でもないし、一定しない絵と言葉。次にこうくるやろ、と思ったら意味不明のコマがあるし。この破調がガロなのか。だるいようなやるせない明日が見えない不安感。他人をうらやむ心。70年代の空気横鎰。こういうのがガロなんだな。何回も繰り返すけど。

2017/08/04

はげまる

切ない!切ない!切ない! 自分が生まれる前の漫画だが、猛烈に共感した。 自分自身がよく分からなくて、それでも前に進みたくて、けれどもどちらに向かえばいいのか分からなくて、窒息しそうなくらい自分を持て余してしまっていた20歳くらいか。激情的でカッコよいなあ。論理的で物語として読ませる漫画が、読みやすいけど、アーティスティックで刺激的で感覚的に共感できる作品というのはとても気持ちが良い。 一郎もさっちゃんも幸せになってほしい。

2017/09/14

MM

同棲のはなしやのに性のにおいがまったくしない なぜ?

2014/03/15

Ryan Mihawk

絵で食ってくことの辛みとこの時代の貧しさが画面に塗り込められているのが感じられて非常に鬱屈とした。それとこの時代の漫画の畳の目の描き方は一体なんなんだ。現代人の感覚からしたらこういう「絵が綺麗なわけではないがもの凄い力を感じるマンガ」っていうのは評価しづらいと思うけど、私は凄い作品だったのだと思う。今の綺麗な漫画ばかり読んで育ったから尚更に感じる衝撃は大きいと思う。当時の読者たちは他にどんな漫画を読んで、この漫画に対してどういう感想を持ったんだろう。非常に気になる。

2015/10/23

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