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ベル デアボリカ 3 (朝日コミックス)

ベル デアボリカ 3 (朝日コミックス)

ベル デアボリカ 3 (朝日コミックス)

作家
坂田靖子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2012-08-07
ISBN
9784022140982
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ベル デアボリカ 3 (朝日コミックス) / 感想・レビュー

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鱒子

kindle 武人と魔法使い二人の物語、起承転結のまさに「転」 。愛情も信頼もある、その上でどうしても譲れないものが互いにある。ヴァルカナルの行動を許さないというツヴァス、ヴァルカナルは反発し、それゆえ更に彼に惹かれる。ヒリヒリする内容だったので番外編にほっこりさせてもらいました。ーー萩尾望都さんが天井からぶら下がる燭台を褒めていらっしゃったのですが、たしかに美しいデザイン。

2019/01/16

ねこさん

魂に自由さを求める者は、関係を維持するために求められる行為をされることや、授受にバランスが生じていることを感じとると、例えばヘッセの『クヌルプ』のように、その場に留まることに耐えらず逃げ出すか、関係を破壊するものだと決めてかかっていたし、些細なことでその飽和状態が決壊するのを待ち構えて読んでいた。故に「気まぐれ」なはずの魔法使いが酒席の悶着を機にツヴァスの元を離れないのは意外だったのだが、その読み違いの原因は実は作者と自分の性差にあるのではないかと思う。この巻、ヴァルカナルは態度や言葉づかいが女性化する。

2020/07/18

IENEKO

てっきり最終巻だと思っていたら…でも続けて出るようなのでホッとした。星空を背景にツヴァスの横顔のシルエットが浮かぶ1ページが素敵。怒りも残酷さも愛情も全てが剥き出しのヴァルカナルが魅力的。誰の思惑にも乗せられない思いのままにならない存在が、たった一人の男の膝に懐くという関係に萌える。

2012/08/06

つったん

”魔物”であり魔法使いと人間との意識や感覚の差に今更ながら傷つくツヴァス。 それでいて微妙な信頼関係を築いていく二人。 時折見せるヴァルナカルの甘えたしぐさや表情が愛おしい。 なんとなく彼に慣れてくるお城の人々もナイス!

2013/04/01

ユキモリ

人々から「魔物」と恐れられる魔法使いヴァルカナルが小国の領主ツヴァスだけにはすねたり甘えたりする姿が微笑ましく可愛い。水と油ほど違う二人が迎える結末に今からドキドキですが(ところどころに不安の種が仕込んであるので)来月の最終巻に大期待です。二ヶ月連続刊行というのは嬉しいかぎり。

2012/08/08

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