魔女をまもる。上 (Nemuki+コミックス)
魔女をまもる。上 (Nemuki+コミックス) / 感想・レビュー
空のかなた
16世紀のヨーロッパに実際に居るような錯覚に陥る。魔女、悪魔憑き、人狼、そういった異端を排除するために、村などの集団がヒステリー状態になる時代背景。そこに存在した実在の医者(=臨床心理医師?)を真ん中に据えた作品。精神疾患や認知症等、今では当たり前に認識されている症状を、この時代にどうやって診断を付け、薬草などを駆使しながら治療しつつ、周囲を説得していったのか。画風に抵抗感があり読み進むには苦労したが、読んで良かった。「魔女をまもる。」というタイトルや表紙の装丁にちゃんと深い意味が隠されている。
2022/10/14
ふじ
ダヴィンチのプラチナ本掲載。上中下巻読了。魔女にされた女性は精神疾患であり治療で治る、と闘った実在の医師の物語。認知症の老婆や、母の妄想に付き合った優しい娘も犠牲に…本当に怖いのは集団心理。しかし、当時の常識に歯向かい正義を貫き通すことは同時に己を苦しめる。史実ベースのため、全てがハッピーエンドとならない分読んでいてつらい。でも面白かった。作者あとがきも興味深い。
2022/08/04
雲母
〜16世紀ヨーロッパに実在した医師ヨーハン・ヴァイヤーの生涯を描く痛快歴史漫画〜 帯より 初読作家さんです。魔術と医術。どういう風になるのか中巻へ急ぎます。
2021/02/05
さとみん
魔女狩りの空気を肌で感じている今この時期に全3巻を同時発売してくれて嬉しい。物語については下巻で触れるとして後書きについて。本から得た知識が思いもよらないところで繋がる経験は私にもあるので、興味の向くまま読んだ本が無駄にならないのは実感している。ただ乱読なので年齢を重ねるにつれ、自分の基礎教養のなさが恥ずかしくなってきたのが問題だ。
2020/11/22
碧海いお
家族から借りた本。 普段、読まないレーベル。 16世紀のヨーロッパで魔女狩りや悪魔つきで怯える村人の話でした。
2022/07/02
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