黄昏に歌え
黄昏に歌え / 感想・レビュー
ホン
苛酷な思いを背負っての満州からの引き上げ後 作詞家として成功を収めた自叙伝。菅原洋一の「知りたくないの」を作詞するにあたっての心境の語りに この作者の本性が凝縮されているように思える。ハイファイセットの「フィーリング」とかペドロ&カプリシャスの「別れの朝」とか流行ったあの頃 男のくせして よく まあ こんな女側に立った繊細な歌詞を書けるな と一人感心してたのを思い出す。過去に読んだ「赤い月」「戦場のニーナ」とかは名筆だと思うが この作品はちょっとばかり成功者としての驕りが見え隠れするような気もする。
2014/04/05
ジャッキー
4000曲の歌詞を書いた男、なかにし礼。彼の苦学した青春時代、巨額な借金を背負って作詞を続けた30代、40代のことなどが当時の歌とともに描かれている。歌を作るために生きてきた著者の自叙伝。石原裕次郎、美空ひばりなども登場し、交友関係もわかる。昭和史もわかる。
2011/12/01
ほのたろう
著者の半生記
2005/12/05
抹茶ん
作詞家としての自叙伝
2011/06/27
jyasu jyasu
懐かしい曲と作者の生き様が人生と作詞が絡み合い、流れるように語ってくれます。
2023/04/20
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