かわうその祭り
かわうその祭り / 感想・レビュー
takao
ふむ
2024/03/02
Anna Shibata
娯楽の文庫本が500円で売られているのに、素晴らしい著者の古本は100円にしかならない現代を憂えて、「古本だって凄いんだぞ」という思いを込めて作った小説だそう。 本筋は、ひょんなことから手にいれたつまらない映画フィルムを調べたら、戦時中の闇に葬られた事件が出てきたよ、という話だけど、私には本筋はオマケと感じた。それより、満州国の局地的な政治話や、昭和の日本の空気感や、その時代を生きた人の価値観のリアルが知れるというところに、価値を感じた。
2018/07/28
wasabi
てっきりノンフィクションだと思いながら読んでいた。冒険小説?えぇ…そんな迫力はないんだけどなぁ。まぁそれが出久根さんらしいか。何せ“紙くず屋さん”が話の中心なんだから。
2006/06/28
桐葉
古本屋さんの話からつながり,紙くず屋さん,あやしいフイルムとその世界の内幕が書かれている。入り組んでいて,なかなか大変だった。
2016/02/06
感想・レビューをもっと見る