あなたがパラダイス
あなたがパラダイス / 感想・レビュー
美登利
約10年前に書かれた本なので、当時と違ってることはあるけれど、いま更年期真っ盛りの私には切実すぎると言うか、共感しすぎる部分もあってかなりチクチク刺されるような痛い思いをして漸く読み終えました。女性ならば誰でも訪れる更年期。苦痛な症状がほぼ無い人から、重い鬱になり自ら命を落としてしまう人の話も聞いています。きっと若い人が読んだら年を取るのが怖いのでは?そんな風にも感じるけれど、こうなることも知っておいて損はないと思います。ジュリー(沢田研二)に夢中になっていた登場人物たち、最後まで読むときっと理解できる!
2017/01/02
tokotoko
40代~50代の女性達が主人公のとてもリアルな生活小説。更年期、離婚、介護・・・年をとるって何て大変なんだろう!こんなことになるの!?って途中で読むのをやめたくなった。でも、自問自答しながら、周りに助けてもらいながら、たくましく頑張る女性達を見ていると、私まで元気になってきた!厳しい現実を生きる時、きっと必要な「空気穴」。今は読書や写真撮ること、音楽聴くこと・・・などだけれど、もっと増やしておこう。友達を大事にしよう。そして私も友達の「空気穴」になれますように・・・なんて、読み終わっていろいろ考えたよ!
2013/10/11
なつ
男性関係に葛藤する敦子、両親の介護に向き合うまどか、離婚と自身の体質でストレスを抱える千里。それぞれが更年期を迎える年になり苦境に立ちながらも、ジュリーこと沢田研二氏の歌に元気づけられる。華やかなスターも歌詞で勇気を与えたり、胸中を告白し、(特に若い頃に聴いていた)女性たちの共感を得ている。私もリアル世代ではないけど、ジュリーはとても素敵だと思います。また、うちの両親も主人公と同じ年代なので、大事にしないとと思えてきますね。
2019/11/13
あつひめ
元気の源がジュリーである主人公達。自分の体なのに思うようにならないもどかしさと女、妻、嫁、母、娘の役割の中で女と言う役割が薄れていく不安・・・。アラフィフの私も人事とは思えなくて・・・。子育てなどに振り回されていたのが親の介護に変わり、いつになったら自分自身と向き合えるんだろう・・・更年期まで抱えて・・・というイラダチと出口の見えない時間をジュリーが癒してくれる。テレビで流れた曲しか知らないけど、ジュリーの隠された魅力みたいなものが気になった。明日はわが身・・・上手に更年期と付き合いたいと思った。
2011/01/07
ササミ
更年期に親の介護。自分の体調もままならないとゆうのに、中高年女性は毎日大変!せめてパラダイスがないとやってられない!!ジュリーがシンガーソングライターだったとは知りませんでした。読み終わった後、ジュリーの動画を見まくった。全盛期の何とも言えないあの色気!!カッコ良さ!!おこちゃまだった私にはわかりませんでした(><)
2014/06/20
感想・レビューをもっと見る