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徒然王子 第一部

徒然王子 第一部

徒然王子 第一部

作家
島田雅彦
出版社
朝日新聞出版
発売日
2008-11-07
ISBN
9784022505125
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徒然王子 第一部 / 感想・レビュー

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佐島楓

感想は下巻にて。

2018/05/31

あんこ

陰気な(失礼!)表紙になんとも言えない気持ちで読みはじめましたが、意外にすーっと物語に入っていけました。主人公のそう若くもない王子様が生きる意味を探しに旅にでます。宮中を一歩出ると超格差社会。その底辺社会の有り様がなんともリアル。これは実は社会派小説?と思ったらファンタジーの様相を呈してきました。面白いです!

2015/03/17

散歩いぬ

まずタイトルに騙された。 メディアで言うところの「王子」だと思ってました。 正真正銘やんごとなき「王子」。なんてこと! 現代日本に非常によく似た国の、政治的国際的に利用されるだけの王家。自分の役割に、世界の崩壊に煩悶する王子の冒険ファンタジー。 王室を脱出し、滅びかけた世界を再生するため、古の物語の王のように試練と妃を求めて王子テツヒトは旅に出る。 ファンタジーとはいえ「もののあはれを護る」(もはや天然記念物な王室の国権的な復古)って可能なのだろうか。 かつて日本はそーゆー国だったのだけれど。

2010/08/03

まきろい

何ともいえぬ装丁に惹かれ手に取ってみたら面白い。悩める王子は王に相応しい者になるため旅に出ます。王子、意外にマジメでいい人。がんばれ王子!下巻へ!

2022/06/11

メルコ

皇位継承が近いので、天皇制を絡めた本を読んでみたくなった。「いまの自分に疑問を持った王子テツヒトが従者コレミツとお濠を抜けて旅に出る」話。旅に出て出会った人たちとの関わりが、わかりやすい言葉で綴られていく。古典を現代に置き換えて語られるのだが、寓話的な語り口でちょっとピンとこない感覚のところがある。続きは後編のあとで。

2019/03/26

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