立花隆 小林・益川理論の証明 陰の主役Bファクトリーの腕力
立花隆 小林・益川理論の証明 陰の主役Bファクトリーの腕力 / 感想・レビュー
i-miya
2010.08.25 (副題・陰の主役Bファクターの腕力) 1. 何を学ぶべきか、小林・益川理論。(図1) 6つのクオーク。(1)アップ(60)150-400万ボルト、(2)ダウン(60)400-800万ボルト、(3)チャーム(70)11.5-13.5億ボルト、(4)ストレンジ(60)0.8-1.3億ボルト、(5)トップ(90)1780+-43億ボルト、(6)ボトム(70)41-44億ボルト。◎マスコミの報道レベル。◎何がおもしろいところなのか。20世紀はじめ、量子論、相対論なかった。
2010/08/27
月をみるもの
初めてつくばに来たのは科学万博で、その6年後にトリスタンを見に来たが、ここんとこはもっぱら放射光施設としてしか認識してなかった>高エネ研加速器。ILC 建設費用は5000億円くらいになったようだが( https://bit.ly/2ud7o05 )、費用対効果を比較すべきは他の学術研究じゃなくて高速増殖炉の開発なんじゃないの>学術会議。ちなみに、つくば学園都市に平成15年までに注ぎ込まれた税金総額は2兆6千億円( https://bit.ly/2ud1pbC )だそうな。。
2018/07/08
ne_viderem
もう10年前の本で、ほんのちょっと立花隆さんには苦手意識があったんだけれど、積んであったのを引っ張り出して読んでみたら、やっぱり面白い。KEKのBelle実験を現場に行って最先端の研究者に聞き取りしながら書かれた本。書いてる最中に連載していた「サイアス」が休刊になったりして、先端科学への市民の関心の薄れにまで関心が及んでいく。
2018/10/31
黒豆
今年ノーベル賞を受賞したニュートリノ関連でCP対称性の破れに調味があり立花隆さんが書かれた本という事もあり読む。理論物理とは研究環境を異にする梶田さん同様、実験物理学の最前線レポート、巨大装置特に磁石に興味を持った。
2016/01/04
koji
5年ぶりに再読。「宇宙は何でできているのか」で、素粒子理論の基礎を学び、前回全く歯が立たなかった本書に気合を入れて向き合いました。小林・益川理論は、「クォークが3世代6個なければならないという予言」と「CP対称性の破れはクォークが3世代あることから生まれるだろうという予言」が正しいとされたことにあります。CP対称性の破れを証明したのが、B中間子を大量に作って精密実験を行うBファクトリー計画です。本書は、その実験を追ったルポです。しかし、凄いのはその先で、標準理論を超える現象の可能性が現れたことです。感動。
2014/07/24
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