橋本治という考え方 What kind of fool am I
橋本治という考え方 What kind of fool am I / 感想・レビュー
小鈴
気分転換に購入したエッセイ。何の気分転換かと言えば長い橋本平家物語のね(笑)。橋本治の小説についての考え方がよく分かる。まとめちゃえば「ドラマというのはドラマとして存在するものではなくて、風景そのものの中に存在するもんじゃないか」ということなんですが、00年代の小説然り、膨大な有名無名の人物が登場する平家物語然り。橋本治の小説はそれに尽き、そして私はそういう小説が好きなんだなぁと思いました。
2010/10/01
i-miya
(だれかそろそろまとめてくれないか)「ドラマというのはドラマとして存在するのではなく、風景そのもののなかに存在するもんじゃいか」参加型の文学。文学賞ブーム。だからこそ出てこれた人もいる。文学のニューミュージック。紅白歌合戦にでない、が前提。変な線引き。だったら出ない。◎「何もしらない人」からのスタート ○「全然ものを知らない人」について 『ひらがな日本美術史』(芸術新潮)私は何に関しても専門家ではない。
2009/12/26
nora
この本に何が書かれているかを話そうとすると、この本よりもずっとずっと長い話になるんですね。いったん橋本治の中に取り込まれたものは、もうすっかりその橋本治色に染まってしまって、とても読者にはすんなり消化できないものになっているんです。いや、正確に言うと、消化の過程もずるずる見せられるので、自分もやってみようかな、なんて思っていざはじめてみると・・・・ぐだぐだになって・・・いやしかし、ちょっとだけ前より賢くなったような気がする。気がするだけかもしれないけど・・・・。
2009/07/16
黒田錦之介
「 」でくくられた文章が多い。すらすら読める。わかりやすい。だけど、本を置いてふと、実はとても深くて難しいことが書かれている、と思う。何故なら「考える」もの。読んでると、どうしても。で、ぼくにとってはとてもおもしろい。何が面白いかというと橋本治という人物の「生き方、行き方」が。このサブタイトルは内容にぴったりだと思います。
2009/09/18
のんき
何を言わんとしているのかさっぱり分からなかったりするくせに何故か読みたくなる。多分著者の「うっかり癖」-うっかり話が逸れてしまう、その逸れていく方向が面白いからなんだろうと思う。途中ではぐれてしまうのもそれはそれで楽しいし(笑)
2009/05/16
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