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カワサキ・キッド

カワサキ・キッド

カワサキ・キッド

作家
東山紀之
出版社
朝日新聞出版
発売日
2010-06-04
ISBN
9784022507563
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カワサキ・キッド / 感想・レビュー

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さくらっこ

かってこれほどジャニーズが世間を騒がせたことがあっただろうか?それだけ性犯罪に対する見方が変わってきたのか。新社長に就任するのが著者の東山氏。彼が幼い頃を過ごした川崎市を訪ねて、これまでの人生をふりかえる1冊だ。彼は貧困で、複雑な家庭で育つ。ロシアの血を引く父を覚えておらず、自分がクオーターか8分の1かもわからないらしい。そのハングリー精神が功を奏してか、芸能界の頂点を極め、お嬢様女優と結婚した。この本を書いた13年前、自分がこんな立場に立つとは想像だにしなかっただろう。世間の矛先が彼に向かうのが辛い。

2023/09/17

なにょう

★とても読みやすい。さすが一流の表現者である。ヒガシさんと豚足?ヒガシさんと二段ベッド?ヒガシさんと公営住宅?彼は工業の街カワサキのごく普通の家に生まれた。本当、苦労人だ。★芸能人は、何かと派手で一般の人と比べて緩い規範の中で生きているイメージがあるが、それは違う。自分を厳しく律し、つねに社会の一員であるという自覚を持っていないと、この世界では長く生きていけない。(p24)なるほど。★ヒガシさんにはロシアにルーツのある祖先もいるという。NHKのファミリーヒストリーで取り上げられるなら、是非見てみたい。

2015/11/08

みんと

自分が今まで東山紀之さんに抱いていたイメージが全く別のものとなった。 ジャニーズの中でもパッと華やかにデビューし強運の持ち主なのだと勝手に思っていたのだが、小さな頃からご家庭に恵まれず、デビュー後もお母様のために億単位の借金を完済する。 後輩への面倒見の良さ、友達への思いやり、先輩方への礼儀正しさなどヒガシの優しさと誠実さが伝わってくる。 仕事への真っ直ぐなプロ意識も素晴らしい。 クールだけではない、彼の情熱を垣間見れて面白かった。

2015/10/03

しーふぉ

ジャニーさんとの思い出がちょうど今のタイミングで感慨深い。 東山さんの勝手なイメージは都会の育ちが良いとこのお坊ちゃんだったのが、川崎の風俗街の近くで育ち、借金取りに追われ、継父との関係など苦労されていたんだなと。文章は硬いけど真面目で誠実な人柄がよく出ている。

2019/07/27

しーふぉ

カワサキで育った東山さん。ロシアの血が父系で入っているようで、お母さんの若い時の写真もびっくりするくらい綺麗、東山さんが格好いいのが納得です。幼少時代は苦労したようだ。ジャニーさんとの出会い。少年隊のメンバーや薬丸さんと仲良かったエピソードや後輩のTOKIOのメンバーを面倒みていたことなどが書かれている。

2017/03/31

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