私はテレビに出たかった
私はテレビに出たかった / 感想・レビュー
めろんラブ
私にとって松尾氏と言えば、劇団『大人計画』の主宰という肩書きがまず浮かぶのですが、作家という顔のファンでもあります。本書はそもそも新聞連載だったようで、なるほど大衆小説に寄せた趣。これまで氏の純文学路線のものしか読んだことがなかったので、作品の醸すザ・エンタメ感に面食らいつつの読書でした。不条理感漂う会話の妙で沸騰する笑いが断続的に続き、カオスなエンディングに向けて加速する様は、映像化・舞台化にも向きそう。タイトルにある”私”とは誰か、”テレビに出る”が象徴するものとは何か、想いが広がる読後感。
2015/01/21
takaC
スズキさんは小説も書くんだね。序盤は面白かった。後半は急展開すぎてうまく追従できなかった。
2016/08/07
も
えっと…ハチャメチャすぎてワケわかんなかった。前半、恭一がことごとくタイミング合わなくてTVに出損ねてるときは面白かったんだけど、後半、子供たちの事件と絡んでくる頃になると読むペースガタ落ち。ホントわけわかんなかった。でも最後はちょっとよかったなー。
2015/04/18
林 一歩
探偵役は著者だなとか、登場人物を大人計画の役者たちに脳内変換かけながら読んでたら、一気に読み終わってしまった。小学生ではないけれど、エリカは二階堂ふみたんで、康介は神木君ですね。
2015/08/31
miu
笑ったー!面白かった!あるきっかけで一切テレビを見なくなったのに、あるきっかけでテレビに出たくて出たくてたまらなくなった男。でも、それだけじゃない。笑い、スリル、アドベンチャーと盛りだくさんな小説!テレビに出られるなら…と、血道をあげるサラリーマンの姿に笑いが止まらなかった。松尾スズキさんは脚本家、演出家、映画監督でもある。(多才!!)これ、映像化されないかな?
2015/02/12
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