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私をくいとめて

私をくいとめて

私をくいとめて

作家
綿矢りさ
出版社
朝日新聞出版
発売日
2017-01-06
ISBN
9784022514455
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私をくいとめて / 感想・レビュー

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starbro

綿矢りさは、新作中心に読んでいる作家です。金原ひとみVS綿矢りさの同時新作対決で、今回は綿矢りさです。今時の30オーバーの女性のリアルな恋愛事情、もどかしいなと思いつつ興味深く読みました。年を重ねる毎に面倒な気持ちになり、「おひとりさま」として自己肯定するのは理解出来ますが、日本の未来を考えると恋愛、結婚、出産、子育てと頑張って欲しいと思います。税制、会社の昇進、各種手当、子育てサポート等で、もっとメリットを享受できる制度改正も必要なのではないでしょうか?今回の対決は、綿矢りさに軍配を揚げます!

2017/01/26

zero1

初期の綿矢は「リズム命」だったけど、本書はやや落ち着いて「おひとりさま」の世界を描いている。主人公は32歳のみつ子。彼氏ナシ(泣)だけど、もう一人の自分Aがいてアドバイスしてくれる(!)。これってDID(解離性同一性障害)なのか?虐待ではないので悲壮感はない。歯医者との恋愛話は笑えた。取引先の営業マン多田が近くに住んでいて夕食を持たせてあげるみつ子。女性読者から見て共感できる内容なのか気になる。朝日新聞連載。久しぶりに綿矢の作品を読んだが、確実に進化している。でも「これっ!」という決め手がほしい。

2019/02/17

わたせせいぞうさんのカバー絵につられて選んだ本。おしゃれな感じがしていいですよね。何故か私は「綿矢りさ」さん本人を思い浮べながら読みました。いつだったかテレビに出演した際に共演者から質問された時に上を見て考えて答えていたのできっと彼女の脳内にはもうすでに「A」が居たんだと思うんですよね。だから、小説というよりはエッセイ感覚で読みました。きっと何人もこういう風に脳内でアドバイザーを持っている人っているんだろうなぁと思いました。

2019/02/08

ナイスネイチャ

図書館本。アラサーおひとりさま女子の話。なんかドラマでこんな感じの設定あふれてないかな?おっさんの私には共感部分は一切ないので感想も辛口ですいません。

2017/02/12

hiro

綿矢さん作品12冊目。この作品は初の新聞連載ということを楽しみにして読んだ。主人公黒田みつ子はもうすぐ33歳と、あの『東京タラレバ娘』の三人とほぼ同い年。また、その三人の一人鎌田倫子の妄想で現れるのはタラとレバーだが、みつ子の妄想で現れるのはもう一人の自分「A」と、妄想癖のある独身いう共通点もあった。今の時代は33歳ぐらいの独身女性を描くのが流行なのか、それとも綿矢さんは自身と同じ年の女性を描いただけなのかと、主人公の設定が特に気になった。綿矢さん作品にはよく出てくる典型的なダメな男としてカーターが登場。

2017/02/27

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