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帰去来

帰去来

帰去来

作家
大沢在昌
出版社
朝日新聞出版
発売日
2019-01-04
ISBN
9784022515872
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帰去来 / 感想・レビュー

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starbro

大沢 在昌は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、著者の作家生活40周年記念作品、パラレル・ワールドSF警察ミステリでした。10年もの歳月をかけて執筆した割には、可もなく不可もないレベルの普通の作品でした。著者は、現在小説宝石で『暗約領域 新宿鮫XI』を執筆しています。 https://www.kobunsha.com/shelf/magazine/current?seriesid=104001 今年の後半には新宿鮫の新作が読めるでしょうか? 1月は、本書で読了です。

2019/01/31

しんたろー

読友さんのレビューに釣られて数十年ぶりの大沢さん…現代東京都と別世界の東京市を行き来するパラレルワールドものはワクワクする設定とサスペンスの心地好いテンポに煽られ、ページが進む進む!主人公・由子の奮闘する姿を素直に応援できるし、登場人物たちも魅力的で「これが御大の味なんだなぁ」と脱帽。別世界の独特な世界観、犯人当て要素、ラブ線などサービス満載で「これぞ、日本のエンタメ!」と胸を張って言える快作…Masakoさん、ありがとう!そして、何となく避けていた『新宿鮫』シリーズも読まなくてはいけないと思わされた。

2020/03/30

海猫

帯にタイムトリップってあるが、正確にはタイムトリップじゃないよね、これ。パラレルワールド警察小説ともちゃんと書いてあるから、まあいいけど。「平成」ではお荷物扱いの女性刑事が、「光和」に飛ばされる。そこでは自分がエリート警視だったというお話。混沌とした「光和」の世界が魅力的。ヒロインが戸惑いながら警視として捜査したり、闇組織と渡り合ったり、女性の成長を描く作品でもある。後半ははっきりした「敵」との対決になりハラハラするし、ストーリーもちゃんと着地。綺麗に畳みすぎて小さく纏まりすぎた気もしたが、一気に読める。

2019/06/04

ナイスネイチャ

図書館本。パラレルワールドミステリー。結構引き込まれました。少しずつ違う世界で謎を解いていく、読んで主人公と一緒に理解していく感じで面白かった。

2019/06/30

chiru

パラレルワールド×警察小説。捜査中に襲われ気を失った捜査一課の刑事、由子。彼女が目覚めた場所は、第二次世界大戦の歴史に日本の勝利を刻む、日本に似て否なる世界。タイムトリップの謎を解くため、異世界で経験を積み重ねる由子は、どちらの世界に残るんだろう…ふたつの時代はどちらも、大切な人のいる唯一の世界で、『一緒に生きたい』と想う人のいる世界。由子の選んだ答えの行方に目が離せない。大沢さんのSFははじめてだけど、少しずつ違う二つの時代と人が噛み合っていくストーリーが素晴らしかったです✨ ★4 

2020/05/01

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