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植物忌

植物忌

植物忌

作家
星野智幸
出版社
朝日新聞出版
発売日
2021-05-07
ISBN
9784022517609
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植物忌 / 感想・レビュー

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starbro

星野 智幸は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、不条理植物幻想譚連作短編集でした。オススメは、『避暑する木』&『桜源郷』&『喋らん』です。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001203.000004702.html

2021/06/12

はっせー

不思議な小説が好きな人や植物が好きな人に読んで欲しい本になっている!読書友達からいただいた本。読んでいてとても不思議な気持ちにさせてくれるものであった。植物と人間との境界線がなくなりつつある世界の短編物語。読み終えて考えることは人間とはなにか。自然との共存とはなにか。そんなことを考えさせてくれる本になっている!まだまだ考える余地が多い本であった!

2024/03/05

千穂

植物と動物の境界が、曖昧になっていく。頭にアイビーとか生やしたり。かなり不気味なSF的なストーリー。もっと美しいものを想像していたので、ちょっと自分好みの作品ではなかったかな?じぶんも植物を枯らしてしまうことは多いが、枯らした植物を再生させようと努力したり。自分にもからしや的要素がありそうだ。

2021/06/21

tomi

人間と植物が渾然一体となった世界を描いた植物SFファンタジー11篇。タトゥー代わりに体に植物を生やすことが流行し、人類が植物化してゆく「スキン・プランツ」、特殊工作員〈ネオ・ガーディナー〉たちと、人々を植物化させようと企むハイパー植物たちとのバトルを描く「ひとがたそう」「始祖ダチュラ」(「熊童子・宇宙の木の多肉連合による同時多肉テロ」!)など、ユニークな着想に満ちている。10年以上に亘っていろいろな媒体に発表した作品が集められているが、あとがきも含めて植物の殿堂「からしや」で繋がる連作のようになっている。

2022/01/09

りー

げっそり読了。文章酔い。一人称で書かれているのに途中で語り手が変わったり地文が入ったりして、ぐるぐる(@_@)する。視界が急に変わって酔う状況を意図的に作っている作品。あえて例えるなら、強引に引きずり込まれる初期の神林長平と胡散臭~い中島らもを足して2で割り、植物を入れた感じ。人間とその他脊椎動物が滅んだ後は、植物が生き残るのでしょうか。掌編12で構成されていますが、ほぼ全て設定が違い、共通するのは「植物の殿堂『からしや』」という店が出てくる点。からしや=枯らし屋、だそうで。作者の哄笑が聞こえる…。

2021/09/30

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