湿原 上
湿原 上 / 感想・レビュー
naotan
加賀乙彦は大学生の時ハマりまくった作家です。『宣告』や『生きている心臓』も好きだけど、一番はコレかな。前科のある人間に降りかかってきた冤罪事件。結末まで夢中になって読みました。
くれの
道東の自然の雄大さと都会の殺伐さの情景が相反するように描かれ、安保闘争の時代の退廃的な雰囲気を生々しく伝えてくれる小説です。警察権力の横暴に巻き込まれ極刑を言い渡されるに至ってはなにか実存の人物像が感じられます。
2014/10/06
pokuta
もう何度も読んでいるにも関わらず時々読みたくなる本。宣告より恋愛小説もかぶさっているので読みやすい。
2014/03/30
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