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わが回想のルバング島: 情報将校の遅すぎた帰還

わが回想のルバング島: 情報将校の遅すぎた帰還

わが回想のルバング島: 情報将校の遅すぎた帰還

作家
小野田寛郎
出版社
朝日新聞出版
発売日
1988-08-01
ISBN
9784022558916
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わが回想のルバング島: 情報将校の遅すぎた帰還 / 感想・レビュー

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かおりんご

以前読んだ陸軍中野学校の本で、小野田さんの話がちらりと出てきたので、諜報活動の精神が知りたくて手にしました。現代の考えからすると、日本が負けたことを知らせれば投降すると簡単に考えそうだけれど、小野田さんは普通の軍人じゃなかったから何十年も投降に応じなかったんだろうな。信じられるのは中野学校の仲間だけ。上官からの命令は絶対。そんなこと、考えませんもん。これより前に書かれた本があるそうなので、そちらも読んでみたいと思います。

2015/07/19

金吾

○任務に対する厳格な考えと強靭な精神力を感じます。ルバング島での常に敵を意識した行動と日本帰国後のギャップが印象的でした。

2023/03/21

muki42

小野田さんの本はすでに何冊か読みましたが、読むたびにこの人の強靭な精神力には感服します。

2009/12/26

主将ペンギン

ルバング島で戦後約30年間も潜伏・戦い続けた情報将校の回顧談。陸軍中野学校出身の軍人が潜伏中に何を考え、どう行動したのかが詳細に書かれている。投降を呼び掛けるビラも家族の呼び掛けも信じなかったのは、解除命令が届かず、周囲の状況やビラの情報分析により、未だ日本は戦争中であると判断したとのことだった。正しく状況を判断できなかったわけだから、その状況認識は間違っており、そのように考えてしまう軍人を作り出した教育はやはり沖縄線の悲惨さと合わせて考えるやはりおかしい。終戦記念日がある8月に読み返したい本である。

2020/08/06

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