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ミッドナイト・コール

ミッドナイト・コール

ミッドナイト・コール

作家
上野千鶴子
出版社
朝日新聞出版
発売日
1990-02-01
ISBN
9784022561152
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ミッドナイト・コール / 感想・レビュー

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ルンブマ

"ーどんな人にあこがれる? ーそうねえ。「いま・ここにないもの」を、ささやかでも自分の手でつくり出してしまえるひと。「ここにあるもの」をありのままに見るにも能力がいるが、「ここにないもの」を見るにも、べつの能力がいる。…逃避でもなく、夢想でもなく。「ここにないもの」を夢見る能力を、かくとくしたいと思う。少しずつわたしは、遠くを見る方法を学ぼうとしている。" 夢としての「いま・ここにないもの」。 欲望としての「ここにあるもの」。 両者のフィードバックによって作られるのが記憶。すべての記憶がRAMである。

2019/11/05

ats

とある方の進めで20年以上たった今になって手にとりました。女性の社会進出や結婚、妊娠・出産などの問題は当時と全く状況が変わっておらず、今読んでも通じる内容がほとんどでした。中でも「途方にくれる」はとある映画について語られていますが、男の寂しさが何とも言えない形で述べられており、身をつまされる思いでした。

2015/09/04

r

わたしが生まれる前から上野先生は上野先生だったのだ、ということを昔出された書物を読みながら知っていく作業。もっと時間をかけて、勉強し続けることが必要だ。

2022/07/31

Toranoko

最近目にしたネット記事で興味を持った上野千鶴子さんの本を古本屋で発見。 1989年出版の本ですが、後書きで池澤夏樹氏が書いているように、透徹した眼差しで見据えられた諸々の事象は今もって全く古びておらずたくさんの示唆をくれるし、優しい語り口はタイトルどおりに心にすっと沁みいります。 また、たまに読み返したい一冊です。

2020/08/08

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