遊び人の肖像
遊び人の肖像 / 感想・レビュー
ソングライン
作者自身が主人公となり、パリの中心地に立っていた裕福な実家が今は没落しスーパーマーケットになっている回想から物語は始まります。亡くなった父、老人施設に入って死を待つ母、馴染めなかった学生生活、作家としての今の立場、不倫相手の女医からのエロチックな手紙、そして思い出の中に現れる作者の文学、音楽、宗教そして女性への性癖。尖ったプルーストの「失われた時を求めて」の様でした。
2024/04/05
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