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カフカの恋人たち

カフカの恋人たち

カフカの恋人たち

作家
ネイハム・N・グレイツァー
Nahum N. Glatzer
池内紀
出版社
朝日新聞出版
発売日
1998-04-01
ISBN
9784022570550
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カフカの恋人たち / 感想・レビュー

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ぺったらぺたら子 

再読。カフカの小説を謎解きに貶めた事が無いので解らないとか思った事は無いのだが、その「体感」が深まるにしたがって過剰で楽しめなくなった。それは、あまりに近すぎる距離感にそのおもな理由があるのだが、楽しむのであればあまり近寄らず、謎解き程度にしておくのが吉、なのかもしれない。で、これは現実においてその距離感がどういうものであったのか、具体的によくわかる本。ま、面白いんだけどね。

2016/10/28

Tonex

カフカと、彼の人生を彩った十数人の女性との関係をコンパクトにまとめたエッセイ。著者は「カフカ全集」の編集に携わった編集者、大学教授。この本は83歳の誕生日祝いに刊行されたとのこと。▼訳は池内紀。翻訳方針は《グレイツァー先生のあきらかな記憶ちがいは訂正した。[……]高齢者はわれ知らずくり返して、えてして話がくどい。そこは訳を簡略にした。》というもの。ひどい。また、原書のまえがきを《一人の読者としての判断からうしろにまわした》 とのこと。「一人の読者としての判断」の意味がよくわからない。つまらないということ?

2015/12/17

桔梗屋

好きな異性がたくさんいるのは、ま、仕方無いと思うんだが、「おもえばこれまで一度も「あなたが好きだ」といわれた覚えがない」とか言ってんなよ、カフカめー。それは醜い人間だけが言える台詞だ。太宰治と同じく、その心境にいたく同調しそうになって危険。

2015/11/29

ysmegane59

恋人達を翻弄していたカフカは、恋人達から愛の言葉を待っていたという皮肉。そのカフカの文学的手紙を読み続けた恋人達。忍耐強い懐深い女性達だったと思える。

2019/01/14

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