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恋する男たち

恋する男たち

恋する男たち

作家
篠田節子
出版社
朝日新聞出版
発売日
1999-01-01
ISBN
9784022572998
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恋する男たち / 感想・レビュー

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らなん

読了した本と気付かず、また借りてしまった。題名と、何より好きな作家さんが多かったので読みたいと思ったのだが、好きな本の傾向は変わっていなかったらしい。結局、再読したのだが、しみじみと良かったと思える作品ばかりだった。

2020/06/18

s-kozy

全体的にはあまり楽しんで読めなかった、残念。誤解なんだろうが、「女性はこんな風に男性から思われたいと考えているのだろうか?」と感じてしまった。そうなのだとしたら彼我の違いはあまりにも大きい。篠田節子さんは嫌いではないんだけど、この短編にはガッカリしたなぁ。なんだこの男、気持ちが悪い。湯本香樹実さんの「マジック・フルート」、森まゆみさんの「谷中おぼろ町」はよかった。この六編の中で唯一森さんだけは「他の作品も読んでみたいな」と感じさせられた。

2013/07/04

takaC

本題とは無関係に、10年ひと昔、の重みを感じるなぁ。

2010/05/15

キムチ

旅の移動での手慰み1冊。 「恋」する男たちという題名が逆説的に聞こえ、却って陳腐臭漂う(笑) 「彼方へ」如何にも小池氏らしい内容。「小説的」生き方をしないと題材にできないというのが作風か。同性からしたら嫌悪感を抱きそうな女性。デラシネ的男も結構ステロタイプ。時折社会面で「破綻の一片」を見れそうな内容。 「終の季節」今から14年前?と想定すると、現在が流動的に社会経済の地殻変動が起きているのを実感。リアルタイムで体感した為か、具象的に感じる。「それ以前」の小説と比すれば往時の作家作品も色褪せるか・・

2012/09/24

ナンナル

若者ではなく、ある程度年がいったものたちによる渋いラブストーリー。密会は終わり方がどうしようもなくせつない。男が言い出せない気持ちはわかる気がする。彼方へはわかるようなわかりたくないような。ただ死者を夢に見る語り口はいいな。終の季節は、これからが気になる。悲哀が見事に書けて、ちょっとした交流を繰り返して人は生きているのだな。マンホールより愛をこめては、不思議なままで終わったな。ちょっと物足りない。マジックフルートはいいでき。個人的にはすごい好み。谷中おぼろ町は、せつなくも たくましさを感じた。

2012/02/04

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