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不過視なものの世界

不過視なものの世界

不過視なものの世界

作家
東浩紀
出版社
朝日新聞出版
発売日
2000-10-01
ISBN
9784022575364
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不過視なものの世界 / 感想・レビュー

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ころこ

東浩紀の対談本です。冒頭、斎藤環との対談で「徴候的/索引的」という言葉が出てきます。この意味を考えるのが億劫で、ずっと読まないでいました。東は徴候=象徴界なし=スキゾ、索引=象徴界だけ=パラノという整理ができるといいます。斎藤は、索引を神経症と言い換え、東も索引をアーカイヴだと認識して、斎藤がそれはエスだと指摘します。我々は常に対象をひとつの文字として認識し、その文字に対して同一化するイメージとシンボルの境界が無い社会にいると、最近出版された『新記号論』にも関係するような問題を語っています。当時、若手評論

2019/03/24

袖崎いたる

本書のタイトルをずっと「不可視なもの」と思い違いしてた。絵としてタイトルの文字列を認識してたにも関わらず。この誤解に関する考察は村上隆さんとの対談で言及がある。さておき、ラカン‐齋藤環の〈象徴界〉と東浩紀さんのそれとの違いはたびたび指摘されていたが、「見えないもの」を巡っては構造と力のような対比はラカンの象徴界と想像界とに割り振ることが可能で、その見えなさの意味がポストモダンな情報社会では変わってきている…ということを踏まえてみると、齋藤環的な〈象徴界〉の用語の正確さとは別に東浩紀的な的確さがあるようだ。

2017/03/23

ノスタルじい

2000年の本なのに現在の社会を言い当てているところが多々あって驚いた。

2023/04/16

福島雄一

2000年出版 東浩紀の対談集。そういえばこういうサブカル時評的な対談ものって、そういえば最近みないなあ、トピックが細分化していくというか、箱庭化してってるちゅうのか?おもえばここ10年くらいでサブカルという言葉の響きが意味するレイヤーとか、範囲みたいなんずいぶんかわったなあ。対談者は斉藤環、山形浩生、村上隆、法月綸太郎、山根信二、阿部和重

2011/10/09

yoake

今読んでも面白い。でも図書館以外で見た事ねえよ……新装版とかでないのかな。追記:まんだらけで買えた!

2010/11/27

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