挨拶はたいへんだ
挨拶はたいへんだ / 感想・レビュー
ge_ha
丸谷才一の行った挨拶文をまとめた本。結婚披露宴の祝辞、告別式の弔辞、賞の祝辞などが収録されてます。よく聞く挨拶とは全然違う。挨拶文が上質なエッセイ、評論、伝記になっているという事。巻末の井上ひさしとの対談で、井上ひさしが「川端康成の掌編小説を超える作品」「挨拶を文学にした」と激賞してます。
2012/08/22
Haruka Fukuhara
挨拶集。面白かった。山崎正和と吉田秀和を褒めてたのが印象に残った。吉田秀和を読んでもあまり音が響いてこない気がしたけど、読む人が読むと響くものがあるのかな。
2017/03/10
月華
図書館 2001年6月発行。かなづかいが慣れなくて、読むのが少し大変でした。全ての挨拶にメモを残していてすごいと思いました。
2017/05/15
めぐみ
丸谷氏の挨拶の数々。簡潔にして、弔辞では、その人の人となりがよくわかる。抽象論ではなく、具体的なものに即して話をするというのは、文章を書く上でも非常に参考になった。
2013/02/25
Humbaba
スピーチをしていて、自分ではなく他人を褒める。それも、通り一遍等の褒め方ではなくて、状況と相手に合わせた形で褒める。それを実践することは容易なことではない。しかし、実践できれば褒められた人間はもちろん、聞き手にとっても気分の良いスピーチとなる。
2013/06/07
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