司馬遼太郎・街道をゆくエッセンス&インデックス: 単行本・文庫判両用総索引
司馬遼太郎・街道をゆくエッセンス&インデックス: 単行本・文庫判両用総索引 / 感想・レビュー
がんぞ
司馬遼太郎の小説の主人公は皆が合理的近代人ではあるが明治以降になると筆が冴えない。それは何故か。待望の耕作する者の政権である鎌倉幕府以前も以後も、権力は“武士とは農民”で農本主義、コメ本位で統治しようとして来たが、渉猟者司馬も公文書、後の訴訟などの為に残された文書が中心で、紙背文書・沈船資料までは及ばず「鍛冶屋など職人は農民に軽蔑されてきた」と見るが武士の身分を石高で見るとしても、貨幣経済の伸展に従って窮乏化するサラリーマン官僚を裏で支える原理があり、維新の原動力と考えられないか。革命には智恵と資金が要る
2013/10/13
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