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官能小説家

官能小説家

官能小説家

作家
高橋源一郎
出版社
朝日新聞出版
発売日
2002-01-01
ISBN
9784022577047
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官能小説家 / 感想・レビュー

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莉玖

読み始めは難解だと思えたが、半井桃水 ➖樋口一葉 ➖森鴎外 の三角関係がメインなので、そこさえ押さえておけば大丈夫。

2017/08/06

うらん

初高橋源一郎作品。現代と過去が入り混じって混沌としてるけど、最後に怒涛のまとめに入って作家の苦悩とか愛を感じた小説。最後まで読むと最初を読み返したくなる。

2014/07/05

ひろゆき

入子、鏡面構造。朝日新聞に連載小説書いている男が主人公の朝日新聞連載小説。書いている男は書かれている男にもなっている。視点が移るので、読むのが疲れるが、森鴎外、夏目漱石が酒を飲みワイ談にふけるウザイ奴、樋口一葉は誰とでも寝る馬鹿少女、半井桃水がホモセクシャアルと破天荒過ぎる設定が面白いので、なんとか読めました。筋みたいなのは、森、樋口、半井の三角関係だけ。でも最後の盛り上がりはさすがで、まあ、満足。あぶない用語多数頻出、新聞連載小説に絶対の信頼を置く老人だったら、困惑したことかと。これは売れないわ(笑)。

2012/04/01

藤田桜

文章がユーモラスで、面白かったです。 登場人物のなかだと夏目漱石が好き。ああいう関係性に私は弱い。 各キャラクターのストーリーが緻密に織り重なっていく様が印象的でした。作者さんの小説の上手さがダイレクトに伝わってきて怖いです。

2024/01/17

Brenda

混沌としている。作家タカハシ氏はもがいている。文学を巡って、書くことを巡って、愛とエロスを巡って。だから、物語は、作家たちによってかなり面倒くさい構造になっている。混沌は、苦しい。正解なんて片鱗も分からん。というか、単に自分の思慮が浅いだけな気もする。愛やエロスに縁遠いだけかもしらん。けれど、分かりにくいものを、「分かりにくいから」と「無駄」と切り捨てたり、「なかったこと」にする側には立ちたくない。それにしても、作家って大変な商売だなあ。

2013/07/17

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