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いらっしゃいませ

いらっしゃいませ

いらっしゃいませ

作家
夏石鈴子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2003-04-01
ISBN
9784022578228
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いらっしゃいませ / 感想・レビュー

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ひろ

すごく良かった。最初の山場は、主人公が出版社を受けるシーン。これが面白くて一気に物語に引き込まれる。見事合格した主人公が配属されたのは受付だった。初めに練習するのが「いらっしゃいませ」の言い方。語尾を上げたり伸ばしてはいけない。覚えなくてはいけないことが沢山あって、機転をきかせる必要もある。座っているだけに見える受付の仕事だが、なかなか大変な仕事なんだね。他にも、総務、営業、編集部の仕事や、登場人物の個性がとても丁寧に描かれている。期待しないで読んだ本だったが、楽しくて癒される一冊でした。

2018/02/06

あこ

初読みの作家さん。とても読みやすくて自分も空間を一緒にしているような、登場人物の中に入り込めるような感じで楽しめたお仕事小説。他の作品も読んでみたい。「殿様、ちょんまげしてる?」まじめなやりとりの中のこういう返し好きだわー。私も聞いてしまいそう(^^)。どうでもよいように見える仕事こそ確実に丁寧にすることは大事なこと。見ている人は見ている。

2018/08/23

マッピー

短大を卒業して出版社の受付で働くことになった主人公の鈴木みのり。実りの人生はいつも親が、主に母が決めてきた。「お母さんの言うとおりにしていたら間違いがないから」と言われ続けて。ああ、わかる。この主人公は、私かもしれない。そう思って読み始めたけれど、どうにも読んでいて心が冷えていく。みのりは、自分に自信がないというよりも、自分を信じていない。それなのに他人に対して結構辛辣で、新入社員のくせに上から目線なところが気になる。そして句読点が多すぎて読みにくい文章。久しぶりに合わない読書でした。

2019/12/17

natsu

読メの方にお勧めいただいていた本がようやく読めた。冷静で、でも芯の強い出版社の受付嬢の話。「社会人」ってどうなんだろうなあなんて就活真っただ中のあたしは思ってしまうわけだけれど、時々はっとさせられるような、あぁ納得なんて思わず頷いてしまうような言葉がちらほらしていてこれはこれでいいかも。初夏石さん。

2012/02/19

Yuko

<鈴木みのり、短大卒、20歳。出版社に入ったけれど、配属先は「受付」だった-。学生から社会人になってゆく女の子の心の変化を鮮やかに描くフレッシュな「受付嬢小説」>

2017/06/14

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