日本のステンドグラス: 彩色玻璃コレクション
日本のステンドグラス: 彩色玻璃コレクション / 感想・レビュー
ごま
まずカラーで200頁ほど植物、風景、紋章、権威(国会議事堂等)、知の空間(慶應義塾図書館等)、祈る場所(教会)などとテーマ順に美しいステンドグラスを掲載。その後藤森さんによる日本のステンドグラスの歴史解説。日本が板ガラスの国産に成功したのは1907年。たった百年前までは輸入していたんだなぁ。明治期は宇野澤辰雄、大正期は小川三知。この二人が日本のステンドグラスを作った。写真はどれも美しくうっとりすることしばしば。はー、眼福です。
2015/06/18
りー
とても美しい写真集。明治~昭和の日本を代表する、ステンドグラスの名品集。光なんだな、色は光なのだと改めて思います。日本と西洋の精神世界の融合を見る思いです。教会建築の作品を見て感じる、光とは神であるという感覚。・・・障子=紙を透過して室内を潤す光は、平安以来の日本に深く根差し、映り込む影や木漏れ日とともに私たちを分かちがたく自然と結びつけ、また隔ててきたものである、そう考えると明治~昭和に活躍したステンドグラスの作家たちが目指した精神世界が伝わってくるようです。手にとってとにかく多くの方に見てほしい本。
2019/08/18
sarigreen
ステンドグラスってどれも素敵だけど,日本のものは西洋のものに比べて,とても惹かれる。景色や生物が,自然の中にある雰囲気で好き。そして,昔のものはガラスが凸凹しているところも,ステンドグラスに温かみが増して,とてもいい。本は分厚くて重くて持ち帰るのが大変だったけど,それに見合うだけ,どころか,おつりが来るくらい,満足いくステンドグラス写真にたくさん出会えて幸せv
2015/11/25
べりちゃん
きれいです。ステンドグラス単体でではなく、はまっている窓、壁、ドア、階段の風景、クラシックで素敵です。まあ・・・昔の資産家の足跡みたいなところもありますが、今の金持ちって、こんなことにお金はつぎ込まないだろうな~と、思うと、貴重な文化遺産の様にも思います。
2019/06/17
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