定年なし、打つ手なし
定年なし、打つ手なし / 感想・レビュー
もりくに
たまたま図書館で見つけ、小林信彦ファンとしては、10年ほど前の本だが、読んでみた。定年のない自営業の作家が老後について考えた第Ⅰ部。要は「年金」と。第Ⅱ部は趣味について。「読書」と「笑い」。第Ⅲ部は90年代半ば以降の風景。10年経っても全くブレない基本的な考え方は、大いに信頼できる。その中で繰り返し述べているのは、「現在(90年代)ほど暗い時代は、嘗てなかった。」と。それから、状況は格段に悪くなっている。また、彼の「笑い」に対する見解は、一般に流布されているものではない、長い経験に裏打ちされたものだ。
2016/10/24
MANGA
タイトルからして退職金とか年金とかの本だと思った。図書館から借りてきた。だけど、そのような話は第一部だけで、あとは、趣味とか書評とか、エッセイみたいだった。全体的にはスラスラ読めたので、悪い気はしなかったが、タイトルとのギャップが気になった。
2016/02/24
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