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宮尾本平家物語 4 玄武之巻

宮尾本平家物語 4 玄武之巻

宮尾本平家物語 4 玄武之巻

作家
宮尾登美子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2004-04-01
ISBN
9784022579133
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宮尾本平家物語 4 玄武之巻 / 感想・レビュー

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ソーダポップ

平家ついに滅亡する。都落ちした平家一族の彷徨。清盛亡きあと総帥を務める宗盛に器量がなく、知盛がむしろ総司令役であるため、その妻明子がこの巻では最も重要な女性であるようだ。平家の栄華が短かっただけに、哀しい結末を迎えた女性も多かったが、それでも乱を終えて後は、彼女達はお互いを助け合って生きるのだ。表面で戦った男達よりは、ある意味、逞しかったと言えそうである。長大で読み終えるのには苦労したけれど、女性の生き方を作品化してきた宮尾登美子さんらしさが随所に溢れて、楽しめる作品になっていたと思う。

2023/03/26

koba

★★☆☆☆

2012/08/10

めぐみこ

ほぼ原典通りに進む中、アッと驚く安徳帝と守貞親王の入れ替わり。実は大河で見てたのだが、それでもハラハラした。平家の血を皇統に残すため嫁も娘も一丸となって推し進めた、女性ならではの計略だと感じた。夫も息子も自らお育てした親王も亡くしながらも、後高倉院の死まで見届けた明子に勁さと同時に哀しみを覚えた。最期までつくづくみっともない宗盛は、けれども嫌いになれなかった。叔父達の潔さや教経・知盛が格好良すぎるからこそ、彼の人間臭さに安堵する自分がいた。

2020/07/23

京橋ハナコ

再読。女目線の物語。話があちらこちらに行くので読みにくい。日本の歴史に残る家系においては二代目が大事だなあ。平家と同じく二代目に突然死なれた家は毛利家があるのだけれど、嫡流をしっかり定めていたので何とかなった。平家は二代続けて嫡子と正室が血がつながっていないというのが辛かったか?けれど、歴史の流れで見てみると重盛が生きていても公家から武家へという流れは止められなかったかな。

2013/07/11

石ころ

ようやく読み切った…! ほぼほぼわたしの知っている平家物語だっただけに、平家の最後の策略にはあっと驚かされた

2017/09/15

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