性交と恋愛にまつわるいくつかの物語
性交と恋愛にまつわるいくつかの物語 / 感想・レビュー
モッタ
☆☆☆☆「それまで、わたしが見たり経験したりした性交は、あの性交と比べるならオブラートにくるまれたようなものだった。お子さまランチみたいなものだった。」これは、この本の短編の一つからの抜粋である。高橋源一郎、すごく面白い。剥き出しすぎる、表現が。それと反対に、全然見せない部分もあって読者を引き込む。 ※図書館借り
2011/05/25
amanon
良くも悪くも箸休め的な作品集という感じ。あまり堅苦しいことは言わずに、この息抜き加減を読者も楽しめばというところか。冒頭の「キムラサクヤと~」は、個人的にはキムラとマツシマナナヨとの仲がが最終的にどうなるのかまで描いて欲しかったのだが、作者のほうが途中で息切れしてあのような結末になったのでは?という気がする。キムラのモテに対する常軌を逸した執念とエネルギーの無駄遣いには、かなり笑わされた。それにしても高橋氏ってどうして、あんなに女性誌や芸能関係に詳しいのだろうか?
2010/08/26
もくたつ(目標達成)
性交と恋愛にまつわる話。取るに足らない人生を、性交と恋愛にスポットを当てて短編にしたもの。ある程度頭で練って書いたのだろうと感じる、抽象的なテーマを伝える内容だったが、とても素晴らしい作品だとは思わなかった。
2014/03/04
桜井晴也
「好き、とか、愛してる、とか、好き? とか、愛してる? とか、いうようになるんですよ。そんな急に、好きになったりするわけないじゃないですか。愛してる? って、なにいってんだか、ですよ。面倒くさい。しかし、それをいわなきゃいけないわけです。好き、とか。愛してる、とか。なんか、こう、そんな感じ。とすると、もうイヤになるわけです。」
2011/09/28
ユウユウ
図書館でジャケ借り。1話目はまぁまぁ面白かったかな。
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