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楽園に酷似した男

楽園に酷似した男

楽園に酷似した男

作家
岩井志麻子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2005-01-01
ISBN
9784022579737
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楽園に酷似した男 / 感想・レビュー

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つきみ

読点のない文章は読みにくく、時間がかかって読了。岩井志麻子さんの自由で享楽的な生活の裏に潜む寂寞とした心中が伝わってきた。

2011/12/25

そのぼん

異国地の気だるい空気の中で、享楽的に生きる女の物語…。目眩く倒錯ワールドでした。

2011/09/25

くさてる

内容的には、「私小説」の続きというか、ほとんど同じ話なのですが、文体が違います。なんと、句読点が一切無いのです。この文体によって、一種独特の悪夢のような雰囲気は出ていますが、内容の良し悪しが分からない気にもなりました。なんだか目が廻りそうになりました。

2007/01/12

姫草ユリ子

丁度パワーのなかった時で、独特の段落内に「、」をいれず一息で書き進める所などがいまいち付いていけないというか、呼吸が苦しくなるというか、とにかく読むことは読んだけれど記憶から抹消してました。 今改めて読んでみて、まぁとにかく彼女の愛人たちとの睦言が書かれている訳ですが、意外に付いていけたかな。 自分とはまったく違った生き方なんですけど「もしかしたらこの本の彼女の歳になったら同じ事してたりして」なんて思ったりもしました。そんな事はないとは思いますけど。時間と精神力のある時に読むことを勧めます。

2013/04/13

銀木犀

意図的に句読点の少ない文章(谷崎潤一郎的な)で、なれるまで読みづらかった。この小説に出てくる男たちとはまた別の韓国人と結婚したみたいだけど、愛人たちとは別れたのだろうか。一般的な常識とは違う人だと思うので、案外続いていたりして。書いてある内容が事実(脚色はあるだろうけど)だと思われるだけに、ついワイドショー的な興味で読んでしまって、いやらしいことが書いてあるのにひとつもエロを感じない。

2012/08/27

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